「ひるね姫」鑑賞。
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前々から気になってた「ひるね姫」が公開されたので鑑賞してきました。
ちなみに事前情報ナシの状態で、
以前他の映画を観た時に「予告編」を観ただけ。
逆に言えば、その「予告編」を観ただけで「観たい!」と思ったわけですが。
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で、鑑賞後。
ヤバイ!!
コレ、完全に評価荒れるヤツだ!
一見、「君の名は。」みたいな現代ファンタジーに見せかけて、
ゴリゴリの「パシフィックリム」だったんですよ。
メカ・ロボ好きはアガるけど「思ってたのと違う」と眉をひそめる人も居そう。
あまりに予想外な展開で「ポルナレフ状態」。
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面くらいはしましたが、間違いなく「男子」は好きな映画だと思う。
巨大ロボが暴れればそりゃアガりますって。
その、「実はパシフィックリムだった」とかを筆頭に、
どうも気になる数々のアラが散見された。
それを許容かスルーできれば「高評価」で、
いちいちそのアラに引っかかる人は大きく「評価を下げる」、
とても危ういバランスでフラフラしてる作品だった気がします。
わー、すげーもったいないなーというのが正直な感想。
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キャラに影色乗せない、いわゆる「アクションに特化した画」で
動きも良かったのに。
イイトコ沢山有るのに、ファミリー向けとメカ好きを狙って、
どっち付かずのガチャガチャな印象。
「メカ・ロボが描きたいんだ。話は二の次だ」という偏った作品。
良かったシーンもたくさんあって、褒めたいんだけど、
「俺は良かったけど他人はどうだろうか」と葛藤してしまう・・・。
ここまでは、家へ帰りながらの感想。
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帰宅して、「ひるね姫」のパンフを読み込む。
監督のインタビューや、よく分からなかった設定等が理解できると、
鑑賞直後のモヤモヤが少し晴れた。
自分が気づかなかっただけの「深いポイント」が沢山あった。
納得できた点も多々あった。
そんな感じで作品の理解度を深めると、
「もう一回観たい」と思うように。
最初から「全てわかった上でもう一回観たい」。
こんな風に思うからには、
やっぱり自分好みの作品だったみたいです。